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平成26年度に向けたDPC/PDPS検討結果

更新日:2013年12月26日


 平成25年12月25日に開催された中医協総会で、DPC評価分科会から次回改定に向けての検討結果が報告され、概ね了承されました。


 


主なポイントは、


①機能評価係数Ⅱに『後発医薬品指数』の新設


 現行6項目の機能評価係数Ⅱに『後発医薬品指数』加わり7項目評価となりました。各病院のGE数量シェアで評価します。GE数量シェアのは4月に公表されたロードマップに合わせて算出され、平成26年4月の係数設定は各病院の平成24年10月から平成25年9月のデータを元に設定されます。


 


 ロードマップで示された60%を上限にし、未達の場合は係数が減算されるという評価方式になります。12月13日の中医協総会では『上限を設定すべきではない』との意見も出され審議が差し戻されましたが、60%をクリアしている病院数も多くないことなどから最終的に60%を上限とすることで決着しました。


 


 準先発品は分母に入っているのか?消毒剤などの取り扱いはどうなっているのか?など不明な点もありますが、改定後はさらにDPC病院のGE使用割合が進むと思われます。


 


②再入院ルールの変更


 現行では退院後3日以内に同一傷病(DPCコード上6桁が同一)で再入院した場合、『一連』の入院と見なし、入院期間を通算するというルールがあります。これを3日以内から7日以内、同一傷病を同じ診療科の傷病(DPCコード上2桁が同一)に変更することになりました。


 ただし、悪性腫瘍にかかる化学療法を実施する症例については適用が除外され、レセプトにその旨を記載することが求められます。


 


 マイナーチェンジと言われていた今回のDPC/PDPS改定ですが、病院の経営に大きな影響を与えるような変更点もあります。本資料が参考になれば幸いです。