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新定義での都道府県別GE数量割合(保険薬局調剤分)

更新日:2013年10月22日


 新定義シェアによる都道府県別のジェネリック数量割合(保険薬局調剤分)のデータが業界誌でも報告されていますが、「経腸成分栄養剤、特殊ミルク製剤、生薬及び漢方製剤」(漢方薬等)のデータ上の取扱いが曖昧なので、MPIで補正し独自に推計しました。MPI推計では新定義シェアの全国平均は45.6%でした。


 


 MPI推計では他の報告より低めになりましたが、それでもStu-GE利用者から「現場感覚からは高いのでは?」とアドバイスをいただきました。元データに問題があるのか、補正方法や参考データに問題があるのか、理由は分かりませんが、もしかするとまだ実際の市場を反映していない推計の可能性がありますので、一つの推計値として参考にしていただければと思います。


 


 もう一つの理由として「準先発品」の扱いが考えられます。準先発品とは昭和42年以前に承認された医薬品は、先発品と後発品の区別がない医薬品で「ラシックス」などが該当します。しかしこれらには後発品が存在するため、「準先発品」とされたのですが、薬価調査での分類上は漢方薬と同じ「その他の医薬品」となり、新定義のジェネリックシェア計算の分母から除かれます。現場の薬局ではたぶん分母に計上されていると思われるため、現場感覚との違いになっているのかもしれません。


 


 2014年度の診療報酬改定で「後発医薬品調剤体制加算」の基準が変わるとしたら、分母と分子の定義が示されると思いますので、それまでは曖昧のままなのかもしれません。